子どもの自立を後押ししてくれる理想の見守りサービス
USER’S VOICE Vol.2 福岡県在住Sさん
新しい見守りサービスとして「otta.g(オッタジー)」の発売を開始してから間も無く5ヶ月となります。現在ご利用くださっているのは、全国44都道府県のお子さまとご家族。どんなところに魅力を感じ、日頃どのようにご活用いただいているのか、ご利用者様にお話を伺ってみることにしました。
今回お話を聞かせてくださったのは、福岡県在住のSさん。小学校5年生のお子さんお2人に、それぞれひとつのotta.g(オッタジー)をご利用いただいています。
待ち焦がれていたotta.g(オッタジー)
2年ほど前、端末を持った子どもが特定の場所を通過したときにお知らせが受け取れる見守りサービスを利用していました。通過情報を毎日記録することはできましたが、常時居場所が把握できるわけではなかったので、もっと通知できる場所が増えればいいのにと思っていたんです。
子どもたちは双子ですが、性格も興味を抱くこともそれぞれ違っていて習い事も別々です。日々の送迎スケジュールはまるでパズルのよう。お迎えに遅れて待たせてしまったら怖い思いをしているかもしれないと心配で、いつも焦りながら運転していました。連絡さえ取れればその心配はいらないのでしょうが、今は公衆電話なんて滅多に見かけなくなったし、外で電話を借りることもそう簡単ではありません。実際に習い事の練習がある公民館などで電話をお借りしたいとお願いしても、実現しなかった経験もありました。長期休暇中には毎日習い事が続くこともあって、なかなか大変。かと言って、この年齢のうちからインターネットに繋がるスマートフォンやキッズケータイを持たせることはしたくない、というのが夫婦間での共通認識でした。
GPS機能と言葉のやりとりだけができる端末があればいいのに、と思って何度か携帯会社にリクエストしたこともありましたが、実現せず。もう諦めてキッズケータイを購入しようかと悩んでいました。そんなある日、ottaよりGPS付きの端末を発売することを知りました。それから発売まで、毎月毎月ホームページをチェックして今か今かと待ち焦がれていました。
そうしてようやく手に入れたのが、otta.g(オッタジー)です。「こんなものを作ってほしい」がそのまま形になったような、まさに理想の見守りサービス。待ちに待った発売で、きっと我が家が1番乗りで購入したのではないでしょうか。いつでも居場所がわかって声が聞ける、さらにインターネットに繋がる危険性は全くないという点が購入に至った1番の決め手でしたね。
いつでもコンタクトを取れる安心感が自立を後押し
実は、otta.g(オッタジー)を持つ前に息子が電車で知らない人からしつこく付き纏われたことがあったんです。息子はそれ以来、ひとりで電車に乗れなくなってしまって。それが、otta.g(オッタジー)を持つようになってからまた乗れるようになりました。母親が自分の居場所をいつも把握していることや、いつでも声で繋がれる安心感のおかげだと思います。何かあったら防犯ブザーで大きな音も鳴らせますしね。行動範囲はずいぶん広がって、息子は習い事もひとりで通っています。
長期休暇中には、子どもたちだけで電車で1時間かかるおばあちゃんの家にも行くことができました。新型コロナウイルスの影響があったり、私が仕事で忙しかったりでなかなか連れて行くことができなかったので、子どもたちだけで行けたらいいのになと思っていたんです。久しぶりに孫に会えて、おばあちゃんもとても喜んでくれてよかったです。otta.g(オッタジー)で連絡を取りながら向かってくれたので、私も安心していられました。
先日は、息子が夫と2人だけで大阪へ行く機会があったのですが、移動中に夫が電車の中にICカードを忘れてしまって。一緒に取りに行ったら受付時間に間に合わなくなるので、息子はひとりで目的地へ向かうことになってしまいました。見知らぬ土地で不安な気持ちもあったと思うのですが、otta.g(オッタジー)を持つようになってひとりで行動する機会が増えたおかげで勇気が持てたのでしょう。無事にひとりで目的地へ到着することができました。ずっと送迎される生活を続けていたら、初めての土地をひとりで移動するのは難しかったかもしれません。otta.g(オッタジー)が子どもたちの自立を後押ししてくれているのだと、改めて感じた出来事でした。
少しの不自由さから生まれる知恵
子どもたちは時刻を読み上げてくれる時計機能と、私と声でやりとりができるところが特に気に入っているようです。特に息子はひとりで地下鉄に乗って出かけることも多いので、時間の確認がすぐにできるのは便利なのでしょう。
また、息子は場所を移動するタイミングで必ずボイスメッセージを送ってくれます。娘は習い事の教室が駅から離れたところにあるのでほとんど送迎していて、お迎えの連絡でボイスメッセージを利用する機会が多いです。以前は、お迎えが遅くなって息子を暗いところで待たせることになってしまって「怖かった」と言われたり、娘と連絡がつかなくてすれ違いで困ったことになったりと、親子ともに不安な中での送迎生活でした。otta.g(オッタジー)のおかげで今は安心して送り出すことができます。
ボイスメッセージの通知には若干のタイムラグがありますが、その不自由さも今は貴重な経験だと思っています。あまりに便利な時代になりすぎてしまっているので。子どもたちはタイムラグがあることを理解した上で、連絡は少し早めに入れてくれます。不自由さがあるからこそ生まれる知恵ですよね。メッセージの録音時間についても、用件をいかに10秒以内に収めるか考えて使っているので、いい勉強になっているのではないでしょうか。
大人はどうしてもスマートフォンありきの生活になってしまっていますが、子どもがそちら側へ入らなくていいように、アナログ感も大切にしながら生活してほしいんです。もちろん便利なものにはメリットもありますが、成長過程において“便利”は必ずしもメリットではないと思うので。少しの不自由さから、工夫することや自分の力で困りごとを解決する力を身に付けてくれたらいいなと考えています。
安心感の中で子どもが成長できる
otta.g(オッタジー)を持つまではこれといって端末を持たせていなかったので、お迎えのときには“子ども110番の家”のステッカーが貼られているところや明るいところで待つように伝えていました。それでもひやっとすることは多々あって、本当にハラハラドキドキしていましたね。今はどこへ行くにも安心です。子どもたちも安心してひとりで出かけて行くので、これを機に外でいろんな経験をしてもらえたらいいなと思っています。
分刻みでパズルのように組み立てていた習い事の送迎も、otta.g(オッタジー)のおかげで息子が自分で通えるようになったので、とても楽になりました。ひとつめの習い事が終わる時間に合わせて迎えに行って、次の習い事まで送り届けて自宅へ帰って家事をする…なんてこともなくなって、その分は自分の時間に充てています。安心感がある中で子どもの自立を促しつつ、自分の時間を確保できるなんて、本当にありがたいです。
お迎えの時間に間に合わなくても、ボイスメッセージを使って遅れることや待っていてほしい場所を伝えられるので、お互いに安心できます。以前はいつも「早く行かなきゃ」と焦っていて、実は、車に傷をつけてしまったことが何度もありました。今は心に余裕を持って、安全運転でお迎えに行けています。
改善してほしい点が見当たらないほど、otta.g(オッタジー)には親子揃って大満足です。気に入っているところしかありません。首を長くして発売を待った甲斐がありました。しいて言うならば、中学生になってもotta.g(オッタジー)を利用する予定なので、「少し大人っぽいカラーの本体や専用ケースを発売してほしい」というのが、唯一の希望ですね。これからもotta.g(オッタジー)で安心して成長していく子どもたちを、私自身もまた、安心して見守っていきたいと思います。
編集後記:いろんな事にチャレンジする環境を
今回のインタビューを受けて、otta.gを持つことで、お子様の不安が解消されて、いろんな事に安心してチャレンジできる環境がつくれていることを感じることができ、otta.gを開発して本当に良かったなと思いました。子どもを持つ親としては、いろんな事にチャレンジしてほしいと思う一方、社会的なリスクも感じてしまいチャレンジさせることを躊躇してしまうシーンも多くあると思います。そんな時に、otta.gを持つことで、心のハードルが少し下がるきっかけになると嬉しいです。
ご要望いただいた大人っぽいカラーについては、現時点では計画はありませんが、今後の開発に参考させていただきます。一方、専用のケースについては試作を進めております。近日中にカラー展開なども含めて皆さまからのご意見も伺う機会を設けることができればと思っております。
Sさん、インタビューありがとうございました!!
今後もいろいろな方に愛されるサービスに進化させるためにも、皆さまからの声をお伺いしたいと思っています。インタビューを受けても良いかたがいらっしゃいましたら、サポートセンターまでお声がけいただけると嬉しいです。